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うつぶせ寝とうつぶせ練習は違います
乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症を予防する方法3つ
- 仰向け寝
- 母乳栄養
- たばこをやめる
上記は明らかにエビデンスがあり、色々なwebサイトや育児雑誌でも見かけます。
しかし、これが原因で、うつぶせが怖い、うつぶせをやったことがないというお母様が時々いらっしゃいます。
3ヶ月健診で定頸が遅いなあと感じる赤ちゃんは大抵、うつ伏せの経験がほとんど無いケースです。
アメリカ小児科学会(AAP)はTUMMY Timeといって、謂わゆる「うつぶせ練習」を推奨しています。
目的は、後頭部の扁平化を予防し、首周辺の筋力アップを促して順調な運動発達を促進させるということです。
生後数日から開始させるそうです。
1日2〜3回、3〜5分間程度から始め、徐々に延長して30〜60分間過ごすようにする。
ハイハイができる時期まで意識的に行うとされています。
最初はお母さんの胸の上で行い、慣れてきたら床の上で、一緒にお母さんもうつ伏せになり赤ちゃんの顔を見ながら過ごすといいとのこと。
ここで注意が必要です。お母さんが眠くなったらまず赤ちゃんを仰向けに戻してください。
私が思うに、このTUMMY timeの導入が、ゼッペキ頭を予防する最も有効な方法のような気がします。